Future Bound Classic
Space Ball Magazine
Here to Create
スケールの大きな、未来と創造を予感させるイベントに呼んで頂きました。
(写真: http://futureboundclassic.com/より)
東京立川の立飛ドームで行われたFuture Bound Classic。強豪校での高校バスケを終えた選手達が、出身地別で一日限りのチームを結成して、地元の誇りを胸にぶつかり合うというバスケイベントです。その根底には、無限の可能性を秘めた卒業間近の高校生たちに、自分のルーツを思い出して大きく羽ばたいて欲しいというメッセージがあるように感じました。
このユニークなコンセプトを企画しているSpaceball Magazine代表のBang Lee君と出会ったのは10年前のNew York。僕はKnicksでのインターンを、彼はストリートボールのメッカNYCでそれこそ身体全体で本場のストリートバスケを吸収していました。野望に満ちてギラギラしていた時期に出会った縁。それが再度交わるのに相応しいイベントでした。
(10年前、NYで撮ったこの写真。お気に入りの一枚です)
1時間弱の時間をいただき、まずはこのイベントが持つメッセージの僕なりの解釈を伝え、恵まれた才能の上に研鑽を積んで得た技術に自ら制限をかけることなく活かす為の心構え、バスケットボールの道を究めようとするならば知っておいてほしい水準の置き方、そして将来を見据える事と今に集中する事は共存できる、という話を僕の実体験や見てきた世界の例を混ぜながら話をさせて頂きました。
今回が四年目の四回目というこのイベント。今年は台湾からもチームを招待するなど、年々規模が大きくなっているようです。それもそのはず、Bang Lee君を筆頭に、このイベントを通して出会ったアディダスの方々から伝わってくる「創造」にかける熱意には並々ならぬものを感じました。また、モルテンとアディダスが同じ志の下、住み分けをせずにこのイベントをサポートして空間を作り上げていた事が、このイベントの更なる成長を予感させてくれました。
若者たちの未来の一助に、という思いで引き受けさせてもらった仕事でしたが、僕自身の未来への大きな刺激となる一日でした。
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