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自分の役割

今季優勝候補筆頭のLA Lakersにて、オールスター選手に負けない声援を受ける選手がいます。彼の名はAlex Caruso。多くの有望な選手が1-2年を大学で過ごしてNBA入りする中、大学卒業後に3年間のGリーグキャリアを経て、今の地位に辿り着きました。示唆に富む彼のインタビュー記事の一部を訳しました。


(生い立ちについてから始まるロングインタビューなので、プロキャリアまで飛ばします)


インタビュアー:

この特定のチームにおいて、君の役割ははっきりと決まっているね。


ALEX:

Gリーグを経験する中でGM達にどうしたらNBAのロスターに入れるかを聞いたんだ。返ってくる答えに共通するのは、「複数のポジションを守れるか」と「与えられた役割で他より勝る事ができるか」だった。僕は思ったよ。「できるとも。その役割を見つけられる。」と。僕の最大の長所は、複数の役割をこなせる事なんだ。15-20回のピックアンドロールを使ってパスを供給する事を求められてはいない。僕の役割は本当に良いディフェンス、効率の良いオフェンス、そしてプレーの強度と鋭さをチームに与える事。これが僕自身にとって一番の役割かは分からない、でもこれが、このチームにおける僕の一番の役割なんだ。昨シーズンの終わりのような、スターティングPGとして9,10,11アシストに12-18得点を記録する活躍が毎晩できる力はあると思っている、でもそれが「自分がどの役割を果たす力があるか」と「このチームで今、どの役割が果たせるか」の違いなんだと思う。


インタビュアー:

与えられた役割の中で活躍する間、練習の後に残ってシュートやハンドリングといった部分を磨く事もできる。

ALEX:

サウスベイレイカースのヘッドコーチCoby Karlをはじめとする人達と、試合のメンタル面について良い会話を交わしてきた。(メンタル面は)スポーツにおいて鍵となる要素であるのに、人々は理解していない。僕が理解に至った一番大きな事の一つは、アスリートとして最も重要な性質は、自身の存在と行動、思考に気付くこと。「OK、僕は何者なんだ?何が上手くできる?それはどのようにこのチームに反映できる?どのように試合に反映できる?(チームに)何が貢献できる?」

Gリーグに留まっている選手の理由がここにあるんだ。平均的な確率で平均25点、3アシスト、2リバウンドすること。NBAのチームは、そういう選手に$30million(30億円)をすでに払っている。チームは、今僕達が話したような役割が果たせる選手を必要としているのに、多くの選手は自己認識ができず、自分自身の枠から抜け出して客観的に「NBAのロスターに入る為には何をしなければならないのか?」と考えられないんだ。


(長い中略)


インタビュアー:

最後にレブロンの話に戻ろう。なぜ君は歴代最高の選手とここまで良く、そして早くフィットできたのだと思う? ALEX:

彼は僕の仕事への取り組み方を認めているのだと思う。僕は本当に激しくプレーする。僕がゲームを理解している賢い選手だと彼は知っている。僕はスペースや他の選手をオープンにする為のスクリーンの掛け方を理解していて、その多くは彼にとって有益なんだ。ほとんどの場合、僕は相手の一番小さな選手に守られているからね。だから試合の最後の場面では、僕は彼をオープンする為のプレーに関わっている。ただ、最終的には彼は僕の競争心を認めているんだと思うよ。彼は本当に、本当に競争心が強く、勝ちたいと思っている。結局は、それが僕の一番の特性なのかもしれない。ハードにプレーして、競う。それがお互いのリスペクトのようなものなんだ。


****************


最後に、このインタビューで最も印象に残った2つの言葉で翻訳記事を締めます。


これが僕自身にとって一番の役割かは分からない、でもこれが、このチームにおける僕の一番の役割なんだ


「自分がどの役割を果たす力があるか」と「このチームで今、どの役割が果たせるか」の違いなんだと思う。


Alex Caruso





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