"So, I will be your family in NY. Let me know if you need any help" 今季21ミリオンという、リーグでもトップクラスの年俸をもらっていながら、コーチや首脳陣との確執でプレーをしていなかったStephon Marburyが、終にBuyout(契約買取)という形でチームを去りました。 メディアを通して見聞きする彼の情報は、99%がネガティブなものです。 そうなってしまった根源は彼自身にあるのかもしれませんが、自分は直接見聞きしたものでは無い限り、鵜呑みに信じることをしませんし、自分個人の感情がそれに左右されないようにしています。 ほんの数ヶ月でしたが、とても気にかけてもらっていました。 最初に会ったのは、彼の個人ワークアウト。 彼のシューティングドリルを手伝いましたが、彼が何度も"How do I look??"と聞いてきたのを覚えています。 ちなみに、彼は今シーズンに向けて、キャリアで初めて200lbを切るまで体を絞ってきました。 チームに合流するまでにコンディションを整えきれていない選手がいるなかで、"I did what coaches told me"と、彼は見事なまでにプロとしてのオフシーズンを過ごしてきたのが分かります。 練習前のウォームアップに行う細かなドリルも、若手の選手が喋りながら軽視して取り組むなか、彼は黙々と、丁寧にこなしていました。 メディアはこういう事は報じません。彼らにとっては面白みがないですから。 他にも、母校であるニューヨークの高校の近くの床屋に、まとまったお金を払ったというエピソードもあります。生徒の髪をタダで切ってやってくれ、と。 年俸は伊達ではなく、リーグ屈指のタレントを備えていることに異議を唱える人はいません。 彼を批判するニューヨークの新聞ですら、それは認めるところ。 クロスオーバーから、ボールを抱きかかえるようにしてゴールに切り込み、レイアップでフィニッシュに持っていき、体の強さとボディバランスでカウントを奪います。 プレシーズンのゲームでしか直接見ることは出来ませんでしたが、圧巻でした。 自分の思い出の為に、というのもありますがネガティブな情報しかメディアが提供しないことが寂しいというか、悔しい気持ちにさせるので(自分が知っているのもまた、彼の一面に過ぎない事は承知です)、記録に残しました。 最初の一文は、彼と話していて"家族はどこだ?"と聞かれ、皆日本だと答えるた時の事。 彼はそう言って連絡先をくれました。
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