5月11日、幕張メッセで開催されたWFATT(World Federation of Athletic Training and Therapy)に講演者の一人として登壇してきました。
去年帰国して間もない頃に、登壇の依頼を頂き、Exercise is medicine/ Exercise for total healthという今大会のテーマに共感するものがあったので、自分がアメリカで培ってきたものを日本で活かす上で、このテーマを念頭に置きながら行動していこうと思い、引き受けさせていただきました。
講演でも伝えましたが、アメリカで培ってきたものを応用する、というのは響きほどシンプルではなく、応用しているのか転用しているのかを考えると、そこに明確な境目はない事に気が付きます。Exercise/Physical activity/Sportsにおいても同じことです。
分別しようとすることで、本質を見失ってしまう。それは運動指導・アスレティックトレーナーとしての活動にもいえる事だという話をさせていただきました。
知識や技術、経験ではなく、考えている事を伝えるのは想像以上に難しく、準備に費やした時間と本番の出来の差がこれほど出てしまったのは記憶にありません。伝えたかった事は伝わっていたと安心させてもらえるコメントを講義後にいただき胸を少し撫でおろしましたが、これは相手に理解して「もらった」と捉え、次の機会ではもっとしっかり役割を果たすことを誓いました。
これだけ大きな国際イベントを企画運営されたスタッフの方々には頭があがりません。
ありがとうございました。